プロローグ

「なすびの花」    (「普通の先輩」から教わったこと)

1: はナス

2: もてナス 

3: おりナス

 

世間には、興味深い格言や名言が沢山あります。そんな中で印象的なものに「親の意見と、なすびの花は、千にひとつも無駄がない」というものがあります。親に意見されているうちが華である、ということは判っているものの、やはり小言を言われると煩わしいのです。しかし年輪を重ねてから、振り返ると、「なるほど・・・この事か」と、思い出すことも、度々経験します。

親の目も、職場までは届きません。そんな時、親兄弟と同じように、自分を育ててくれた先輩方々の影響は、大きかったと思います。思い出してみれば、先輩が 話してくれた意見、聞かせてくれたTEAMを織り成す想い、そして背中で見せた持成しの立居振る舞いから、自分の社会的DNAが形成されてきたことが判り ます。それは、まるで「なすびの花」のように・・・無駄がなかったのです。

 

1: はナス

「話す」は全ての基本行動ですね。知らないことが沢山あるという気持ちで、色々なジャンルの方々と話をしてみると、仕事も生活も格段に面白くなります。

 

2: もてナス

「もてなす」という気持ちは、どこに身を置いても、重要な意識です。エアランでは、特に「接客」という分野で、社会のお手本になろうと、努力を続けます。技術 の分野においても、自分は社会的リスクの管理者であるという意識を持って、利用者に不快・不安な気持ちを抱かせないという...それは「技術屋のおもてなし」 の心から、高度に磨かれてゆくと思います。

 

3: おりナス

ANAG草創期の第2代社長、大先輩の岡崎嘉平太氏は、「信はたていと(縦糸)に、愛はよこいと(横糸)に、織りなせ、人の世を美しく」と、書き残してくれました。 航空機の運航という仕事が、TEAMワークに支えられているという事を、見事に表現されていると同時に、利用者に素晴らしい思い出を...という、思いやりに あふれる一文でもあります。


略歴 和田重恭(わだしげやす)
1946年生、68年全日空入社、72年一等航空整備士資格取 得。主としてジェットエンジンの技術部門をスタッフとして経験後、米国主席技術駐在を経て部品修理、教育・監査部門等を経験。03年にANAアビオニクス (株)社長、07年からANAグループ安全教育センター副センター長、09年から現職。メインテーマは現在「安全の維持管理」「使う側の技術力向上」「従 業員力向上」など。また著書として「TEAMで安心を育てる」(角川学芸出版)http://www.analearning.com /humanlanding/ がある。   以上

Post : 2011年7月21日 18:31 | Category:



INSTRUCTOR PROFILE

和田 重恭 SHIGEYASU WADA
「安全・安心テーマ」講師

全日本空輸株式会社 整備本部整備訓練センター長、ANAグループ安全教育センター副センター長などを経て現在に至る。


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